ふるさと納税, 寄付

和傘、漆器…伝統の技、継承を支援 山形市が給付金制度 CF活用し限定返礼品も

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伝統工芸品の後継者不足を解決しようと、山形市が新たな担い手の育成、支援に力を入れている。インターネットによるクラウドファンディング(CF)を活用し、技の継承を目指す人に給付金を支給する仕組みだ。市山形ブランド推進課は「人の確保は待ったなし。工芸品の魅力やストーリーを発信し、志願者の裾野も広げたい」と話す。

市は本年度、技能者が現在3人未満で存続が危ぶまれる和傘、特技木工(臼、きね、まな板、鍋ぶた)、のこぎり、漆器(権之助(ごんのすけ)塗)の4業種を対象に職人志願者を支援する給付金制度を開設した。技能者の直系の子以外で市内在住の志願者に、年間最大150万円を最長3年間支給する。
山形藩の初代藩主最上義光が江戸初期、職人町の礎を築いた山形市では、鋳物や仏壇、こけし、焼き物、籐(とう)工芸、打刃物など20を超す工芸品が代々受け継がれてきた。だが最近は、おけ・たるや竹細工など、後継者がいないため廃れてしまう業種も出ている。
第1号となったのは200年以上の歴史を持つ「山形和傘」の職人を志す横山純子さん(51)。10月から給付金を受け、ホテルでのパート勤務の傍ら、市内唯一の和傘職人古内清司さん(66)の工房で月80時間以上、技術を学んでいる。
「物産展で目にして、和傘の美しさにほれ込んだ。(途絶えるのは)もったいない」と横山さん。時間的に可能な範囲で1年半前から作業を手伝ってきた。古内さんは「独り立ちも視野に、工程全体の流れを会得してほしい」と期待する。
横山さんは現在、インテリア用のミニ傘の制作に打ち込む。東北芸術工科大生が絵を担当し、12月1、2の両日、山形市の山形国際交流プラザで開かれる「市伝統的工芸品まつり」で作品11点を展示販売する。
CFは12月末までで、目標額は200万円。ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で受け付ける。
寄付金は、修業者支援のほか、既に制度化されている後継者育成助成や職人と学生との交流にも充てる。寄付額に応じ、CF限定の伝統工芸品やコメ、山形牛などの返礼品が受け取れる。連絡先は市山形ブランド推進課023(641)1212。

引用元:https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181126_51002.html

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