人権平和, 国際協力, 寄付

異文化つなぐブックカフェ クルド人暮らす埼玉・川口

Pocket

トルコから逃れてきたクルド人が多く暮らす埼玉県川口市で出版社を営む小倉美保さん(52)が7月、ブックカフェ「ココシバ」をオープンした。書店として小規模出版社の本を取りそろえる一方、クルドのスイーツや手作り雑貨などを扱うイベントも企画。異文化交流の拠点にしたいと意気込む。

「ヤバシ(ゆっくりやって)」。7月下旬に開かれたクルド人女性による手芸教室。日本人参加者が本場の手さばきを学ぼうと、覚えたてのクルドの言葉を使って先生役の女性に声を掛けていた。店内には笑い声が響き、トルコから取り寄せた糸からかぎ針編みでつくった花のモチーフが出来上がった。

小倉さんは20代のころから出版社「ぶなのもり」(川口市)を切り盛りし、国際結婚のための情報誌などを手がけてきた。店内は約2500タイトルの本があるほか、客席が16。コーヒーを飲みながら手に取って読むこともできる。友人夫妻と共同経営し、開業資金のうち約100万円はクラウドファンディングなどの寄付で集めた。

読書会や演奏会、雑貨マーケットなどのイベントも定期的に開催し、川口市周辺に多く住むクルド人の参加も呼び掛ける。トルコ政府による差別や迫害から逃れ、難民申請中など立場が不安定な人も多いが、支援者の女性は「日本人の輪に入る機会は貴重で、本人たちも喜んでいる」。

「本をきっかけに人間関係ができ、新しい本が生まれるきっかけになるのが理想」と語る小倉さん。日本では珍しいクルド料理のレシピを書籍化する構想もあるという。〔共同〕

引用先:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34335950Q8A820C1CR0000/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です