子供・青少年

髪の寄付、県内で広がり 病気の子どもへ医療用ウイッグ 美容室40店協力

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 小児がんなどの病気や事故で髪を失った子どもの医療用ウイッグ(かつら)に生かすため、自分の髪を切って寄付する活動「ヘアドネーション」が、県内でも広がっている。賛同する美容室が増加。気軽に協力できる環境が整いつつある。

 

 活動の普及に取り組む大阪市のNPO法人「JHD&C(ジャーダック)」によると、市販のウイッグは大半が大人用。子ども向けに人毛100%で作るには約15万~20万円の費用がかかる一方、ウイッグを持たない子どもがいじめに遭うなどしている。

 

 同法人は2009年の発足後、ホームページやフェイスブックを使って活動の趣旨や協力の方法を発信。スマートフォンの普及に伴って協力者が増えたといい、渡辺貴一代表(47)は「東日本大震災後、身近なボランティア活動を意識する人が増えたことも影響しているのではないか」とみている。

 

 俳優の柴咲コウさんら有名人が髪を寄付したことも、協力者の増加につながったという。

 

 同法人のまとめでは、ヘアドネーションに協力する県内の美容室は40店で、このうち17店は熊本市内。カットした長さ31センチ以上の髪を自己負担で同法人まで送っている。

 

 熊本市西区の「AMSALON(アムスアロン)」は13年、県内で初めて協力した美容室。現在は2日に1人の頻度で寄付を望む客が訪れ、3月に初めて自身の髪を寄付したスタッフの三輪真理さん(40)は「寄付するお客さんの意識に影響を受けた」と言う。

 

 菊池市の「髪Kalon(カロン)」も、寄付したいという客の思いに応えるため今月から協力。樋口美五[みさ]店長(48)は「美容師として寄付したい人の手助けができればうれしい」と活動の広がりを歓迎している。

 

 同法人が提供するウイッグを待つ子どもは全国で200人以上。渡辺代表は「活動を通し、髪のことで悩んでいる子どもの存在を知るきっかけを広めたい」と意気込む。(熊川果穂)

 

引用元:https://this.kiji.is/361693309682992225?c=92619697908483575

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