子供・青少年

ささえつづけたい~虐待を防ぐために~

Pocket

私たちは、9年前から被虐待児とその親に家族再統合支援「CRC親子プログラムふぁり」を提供しています。 このプログラムは、児童相談所からの委託を受け、約1年間をかけて提供しますが、終了しても親子には、そこが終着点ではなく、そこに行けば同じ支援者がいて、耳を傾けてくれる灯台のような存在が必要です。 私たちは、灯台になるべく、親子を招く場を続けたいのです。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
増加し続ける児童虐待に対しその予防や発見とならび、再発防止や被虐待児と親への支援は、虐待の連鎖を止めるために必須です。
ところで、被虐待児とその親への支援は、児童相談所や市町村によって行われていますが、行政の立場では、虐待予防や早期発見、指導といったパターナルな支援をせざるを得ません。特に児童相談所によって強権的に子どもを保護されたり、児童養護施設や乳児院への入所処遇を勧められた場合、親と支援機関が対立的になってしまい、支援が難しいことが知られています。また、重大な事案以外の児童虐待は、親をただ単に厳罰に処罰するだけでは課題は解決せず、支援をすることが子どものためにも重要です。
そこで、当団体のような立場で、専門性の高い機関が、家族再統合支援を行っていますが、その支援は当然年限を限ってできることではありません。しかし、実際には毎年、新たな親子への支援への依頼を受けている状態で、一旦プログラムを終了した親子には、支援を続けられませんでした。
「施設に入っている子どもの話は誰にもできない 友人にもできない」「以前に施設に入っていた子どもの話は、誰にも打ち明けられない」と親たちはより孤独を深めています。
虐待の増加と初期対応に追われる行政だけでは、そのような親への支援がまだまだ薄い状態です。再統合支援がないと、虐待が再発することはよく知られています。制度のはざまで、最も陽のあたらない親子の存在だと感じています。

【解決する方法】
この9年間にわたりCRC親子プログラムを終了した親子に対し、一昨年から試行的に年に2回、「ほっと・いっぷくの会」と名付けて、つどい、ほっと一息いれてもらう場を設けて、招いています。そこでは、私達が親子を見守り続けていることを示します。そして、プログラムを通じ親子の特徴等を認識している担当スタッフが、当時を想起させるように家族再統合(虐待再発防止)への働きかけを行います。
(施設から子どもを引き取った親も、また引き続き施設に入所した子どもとがいる親も両方存在しています)

【プロジェクトのもたらす長期的成果】
親子が一緒に暮らしている家族再統合になった親子だけでなく、施設に入所している子どもと親を支援し続けることは、子どもが成人し、大人となった時にとても大きな意味をもたらすことがわかっています。被虐待児など社会的養護にある子どもが、親との関係をきちんと整理し、肯定的にとらえられると、自己肯定感につながります。それは、その子どもたちが社会的、個人的両生活を良好に過ごすことを支えます。そして、子どもたちが成人し、親となった時によりよい子育てに寄与することは自明です。

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】
「ここでしか、施設にいる子どものことは話せない」という親の言葉や、たった年に2回しかないがというスタッフからの言葉に「たった、2回とは言わないで欲しい。とてもとても大きなことなんだから」という親からの声が届いています。また、様々な事由で、その場に来れない親子も、招待状を見て、返信はがきにメッセージを書いて送ってくれたり、電話をかけてきたりします。
なお、参加した親には、同じような立場や悩みのある他者の存在を感じ、孤立した自身のイメージを払しょくし、仲間がいることでの自己肯定感の高まりを感じ、子育てによい影響を与えているように感じます。

【寄付によって達成できること】
寄付があれば、よりよいおもちゃや絵本を準備したり、またリマインダーのメッセージカードを作成することができます。また、交通の便のよい場所で、快適な会場を設営したり、スタッフ数も増加させることが可能です。また、スタッフが落ち着いて親子と対応できるために一日の参加者を減らし、開催日数を増加させることも将来的には可能になると思われます。或いは、交通費がなく、参加できない親子には助成することが可能となります。

 

お申し込みはこちら

http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10449

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です